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アイサークルネット通信【Vol.5】
今月のテーマは、合成洗剤です。

上下水道の整備が拡がり、水の使用は便利になりました。
反面で、汚れた生活排水が増え、水の汚染の原因となっています。
家庭の排水について考えて見ましょう。


合成洗剤
日本の水の汚れ・・・
以前は、工場からの排水(工業排水)が水の汚れの大きな原因でしたが、現在は、工業排水は厳しく規制されているため、水の汚染原因の大半は、家庭からの生活排水といわれています。
           
炊事・洗濯・風呂・トイレなど各家庭での生活排水は、規制することができないために問題となっています。
合成洗剤の普及と環境汚染

合成洗剤は、1950年に生産され始め、1960年代には電気洗濯機の普及と共に合成洗剤の生産量が石けんを上回りました。当時使われていたリン酸塩は、水の富栄養化物質と言われ、使用されなくなりました。

現在の合成洗剤は、「無リン」となっていますが、「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)」といった合成界面活性剤が使われています。

合成界面活性剤は、何日たっても分解されにくく、河川を流れても残留していることから、河川や海への影響、水生生物への悪影響があります。さらに最近では、「LASを使用していません」という洗剤がありますが、「ポリオキシエチレンアルキルエーテル」などの名前があれば、それもすべて合成界面活性剤(合成洗剤)です。

市販のシャンプー、リンス、ハミガキ粉にも同じような成分が含まれています。皮膚に浸透するので、頭皮、毛髪、舌から体内に入り込んでしまいます。

蛍光増白剤 柔軟仕上げ剤
合成洗剤に含まれている蛍光増白剤は、洗たく物に付着して青紫色の光を発し、「白く」みせています。つまり「白く」染色しているのです。環境ホルモンの疑いがもたれていて、食品衛生法では、食品及び食品に触れるすべて(ふきんや紙ナプキンなど)に使用が禁止されています。 合成洗剤は、衣類に残留するので、洗たくするごとに、洗たく物がだんだんとゴワゴワに固くなってきます。そのために柔軟仕上剤が使われますが、塩素系の陽イオン界面活性剤は界面活性剤の中でも毒性が強く、皮膚刺激性も強いことが知られています。
環境にやさしい石けん
昔から使われてきた石けんは、「脂肪酸ナトリウム」と「脂肪酸カリウム」という2つの界面活性剤しかありません。(それ以外は合成洗剤と同じです。)

石けんは、単純な物質のため、分解されやすく、合成洗剤のような毒性もありません。石けんは、石けん自体が柔軟材であり、洗たくするだけで衣類はふんわりと仕上がるのが特徴です。
合成洗剤は、洗たく後に衣類に残るので、皮膚に直接触れることになり、あせも・湿疹など皮膚障害の原因にもなりますので、赤ちゃんや、皮膚炎のある方は使用を控えたいですね。そして地球環境のために、合成洗剤の使用を見直してみましょう。