アイサークルネット通信 > Vol.9「人口増加と食糧危機その2」


アイサークルネット通信【Vol.9】
今月のテーマは、「人口増加と食糧危機その2」です。

増え続ける世界人口。

宇宙船地球号は、まもなく定員オーバーです。


「環境の足跡」を考える〜開発途上国と先進国
地球環境を汚している国は・・・?
人口増加の96%は開発途上国であり、最貧困国では出生率と死亡率が依然として高い状況ですが、反対に日本などの先進国では出生率が急激に低下し劇的な高齢化が進んでいます。
世界人口白書では「消費者層による大量の資源消費と、貧困層の人口増加が、地球環境への負荷への負担の増大の一因になっている」と警告しています。

地球環境への影響を考えると、開発途上国の人口増加も問題ですが、地球を汚し、環境破壊をしているのは、消費者層です。世界の消費者層は、約17億人いるといわれ、地球上の食肉消費、紙の使用、車の使用などエネルギー消費の大部分を占めています。

これらの行動が、天然資源に影響を及ぼす結果となり、自然界を変えてしまう最大の要因になっています。中央アフリカでは、野生生物の肉類の取引が加速し、霊長類をはじめ森林に棲息する動物の未来が危機にさらされています。

環境の足跡
現在ほど多くの人々が集中的に大量の資源を使い、地球に大きな「足跡」を残した時代はかつてありません。一人ひとりが地球に印す「環境の足跡」の影響は、人々の生活によって変わり、資源の消費量を左右します。所得の多い国における平均的人間の足跡は、低所得の人の足跡の約6倍といわれています。
例えば、「主として自転車を利用する菜食主義者の与える影響は、肉を食べてスポーツカーを乗り回す人と比べ、はるかに小さい。」といわれています。
食肉消費の影響・・・
【食肉消費のエネルギー効率】   【食肉の生産】

「人間が、動物を育てて殺して食べる」という行為は、環境への足跡を考えると、非常にエネルギー効率の悪い計算になります。

 

牛肉1kgを生産するのに、穀物(とうもろこし)が11kg必要です。豚肉では7kg必要です。牛を牧草だけで育てると、肉1kgに対し、30kgの牧草が必要であると言われています。

食べるための動物に与える多量の飼料を、人間が食べた方が、無駄な消費が減り、食糧危機を救えると考えられます。