「医食同源」
私たちの生命の根本は「食」にあります。
「医食同源」という言葉がありますが、食によって、病気をつくり、また食によって健康になることができます。
最良の良薬は「食」にある
病気になったときには、どうして病気になったのか、どのような食生活で病気になったのかを考えなければ、病気の原因は分かりません。原因の改善なくしては、病気の本当の治癒は実現できません。
私たちの体は、生まれて母親からの授乳時期を過ぎると、あとは自分の食べたものが体をつくります。
残念ながら、人間は自分でエネルギーを生産することができないため、「食」により、天地の気を体内に取り入れます。
「食」により、体をつくり、また健全な精神も養います。
弱肉強食の肉食動物のような生活をすれば、精神も荒々しくなります。
穀物菜食をすれば争いはなく、穏やかな精神を養います。
菜食は自然の摂理に従った食事
大自然は、私たち人間が健康に生きられるように、十分な栄養の穀物・野菜・果物・水を与えていただいています。無限の天地の気から、動物が生きていくのに必要な栄養素を、植物は光合成という方法で生産しています。本来、人間は、これらの穀物・野菜・果物を摂っていれば、健康に生きられるように設計されています。
大自然の恩恵を受け、大自然から天地のエネルギーをいただいて人間は生かされているため、菜食することは、自然の摂理にかなった食事といえます。
間違った食事(肉食・魚食)をしていれば、エネルギー源がおかしくなり、当然体も精神もおかしくなってきます。食べる物が間違っていれば、年をとるにつれて身にあらわれてきます。筋肉は硬くなり、痛みが生じてきます。穀物菜食をして、「大自然に生かされる」生活環境に整えていきましょう。
素食とは
古来より、素食と言われる食事は、菜食者(ベジタリアン)のなかでも、オリエンタルベジタリアン(東洋の菜食者)といわれます。これは三厭五薫(さんえんごくん)を摂らないことになっています。
日本の精進料理も同じように五薫は摂らないのですが、最近では精進料理とか菜食料理といっても、だしに動物性のものが使われていたり、五薫が入っている場合があるとか・・・。
三厭(さんえん)とは
動物を三つの種類に分類されているのです。天厭、地厭、水厭をさします。
天厭は、空を飛ぶような鳥類のことです。おもなのは鶏ですね。
地厭は、地面を歩き走る畜生動物のことです。牛、馬、豚、羊などです。
水厭とは、水のなかにいる魚類のことで水族と言われます。魚だけではなく、貝やカニ・エビなども含まれます。日本人は、世界中の水族を寿司など生で食したりしていますので、世界からみれば、慈悲心がないと言われます。日本では三厭のうち、水厭を食さないことが、最重要課題といえそうです。
五薫(ごくん)とは、
五薫とは、ネギ、ニラ、ニンニク、ラッキョウ、アサツキをさします。あまり知られていませんが、これらは植物といっても、天地間の不浄の気を吸収して成長し、臭気が強いために避けられます。本来精進料理でも、ネギ類は入っていません。
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